寄り添うということ。
一人で悩みを抱え込むことも多い。実際、誰かが解決してくれる問題ではなく結局のところ自分がとことん悩み、答えを出さなければならなのだが一人で考えるということは孤独でありひどく困憊することでもある。
昨日もある問題を抱え夜中に一人で考えこんでいた。何故そんなことで思いつめるのか。確かに他人から見ればそういう問題かもしれないが私にとって何十年も抱え課題となっている大きな問題。そして解決の道もずっと閉ざされている。
夫はそんな私を見て深夜にもかかわらず声をかけてくれる。
決してこうしなさい、こうすればいい、そんなことは言わない。具体的なことを提案してくれるのは有り難いものでもあるが時に見当違いなアドバイスを押し付けられストレスになったりもする。
夫はいつも抱えているこの問題をとても繊細に受け止めてくれる。そして自分で答えを見つけるしかないこともわかってくれている。
悩み、追い詰められた時、夫はただ私の気持ちに寄り添ってくれる。そっと。
悩みは解決しないが私は一人ではないと実感する。そばで見守ってくれる人がいると。
私は誰かに悩みを打ち明けられた時、こうすればいいのにと自分の考える解決方法を押し付けることが多い。そのアドバイスが的確だからいつも相談するんだよと言われることもある。でも実は私のように解決できない問題を抱えただ誰かに寄り添ってほしい、そういうことを求めている人もいるかもしれない。
誰が何を求めているかわかればいいのだが、そんなふうにはいかない。助けを求められれば精一杯やれることをやりたいが相手が求めるものと違ったものを押し付けてしまうかもしれない。
相手を傷つけるかもしれない、嫌われるかもしれないという恐怖は常に持っているが人と関わることから逃げてはいけないのだろう。
私は毎日夫からいろいろなことを学ぶ。
読書記録
今日の読書。
- 作者: 清水潔
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/05/28
- メディア: 文庫
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再読中。連続幼女誘拐殺人事件。真実は作ることができる。
犯人は未だ捕まっておらず野放し。
たくさんの人の人生を狂わせ悲しみを生んだ犯人はどこかでのうのうと生きている。
このまま捕まることはないのだろうか…。
前回読んだときはまだ子はいなかったが女の子の親となった今、再読しようと決意した。
また思うところが違ってくるのかもしれない。